リモート税理士って大丈夫?メリット・デメリットと、向いている人をわかりやすく解説

こんにちは、後藤会計事務所の後藤です。

最近は、働き方が多様化するにつれ、従来の巡回監査型ではなく、税理士とのやり取りをリモートで完結したい、訪問なしがいい、という需要が増えていると感じます。

  • 本業が忙しくて、訪問対応の時間を取りにくい個人事業主の方
  • 地方や遠方でも、自分に合う税理士を探したい方
  • YouTuberや発信者など、できれば顔出しを控えたい方

こういった方にとっては、リモート対応の税理士が気になる方も多いのではないでしょうか。

一方で、

「リモートだけで本当に大丈夫なの?」
「やっぱり税理士は直接会わないとだめなのでは?」
「顔を出さなくても相談できるの?」

といった不安もあると思います。

結論から言うと、個人事業主や小規模会社であれば、リモートでも十分対応できるケースは多いです。
むしろ、忙しい方や遠方の方にとっては、リモートの方が相性がよいことも少なくありません。

この記事では、リモート税理士のメリット・デメリット、どんな人に向いているか、そして例外的に訪問の方が合うケースについて、わかりやすく整理してお伝えします。

リモート税理士とは?

リモート税理士というのは、税理士とのやり取りを、主にオンラインや電話、LINE、メール、データ共有などで行う形です。

たとえば、以下のような形です。

  • LINEやメールで連絡を取る
  • Google MeetやzoomなどのWEB、電話で相談する
  • 資料はデータで共有する(一部資料は郵送)
  • 決算や申告の説明もオンラインで行う

「税理士=定期的に訪問してくるもの」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、今は必ずしもそうではありません。
特に最近は「ネット型」や「リモート型」と言って、訪問は行わない形も増えてます。

リモート税理士のメリット

1. 忙しくても相談しやすい

リモートの一番大きなメリットは、忙しい方でも相談しやすいことです。

税理士と会うために、

  • 日程を調整して
  • 時間を空けて
  • 事務所に行く、または来てもらう

という手間がかからないため、本業で忙しい方にはかなり相性が良いです。

特に個人事業主の方は、自分で営業も現場も事務もやっていることが多いので、「税理士との打ち合わせのために半日空ける」ということが負担になることもあります。
その点、リモートであれば、必要なときに短時間で相談しやすくなります。

2. 移動コストを抑えやすい

リモートでは、訪問のための移動時間や交通コストがかかりません。

税理士側も移動の負担が減るため、訪問前提の形に比べると、全体として効率的になりやすいです。
その結果、訪問型に比べるとコスト面でもメリットが出やすいという面があります。

もちろん、料金は事務所ごとに違いますが、少なくとも「毎回訪問が前提」の形より、リモートの方が料金が低いことが多いです。

3. 遠方でも“相性”で税理士を選べる

昔は、「近くの税理士に頼むのが当たり前」という感覚が強かったと思います。
ただ、今はリモート対応が広がっているので、必ずしも近所だけで探す必要はありません。

税理士との関係では、距離よりも、

  • 話しやすいか
  • 説明がわかりやすいか
  • 自分の状況を理解してくれそうか
  • 相談しやすい雰囲気か

といった相性の方が大事なことも多いです。

その意味では、リモート対応の税理士であれば、地方や遠方の方でも、自分に合う税理士を探しやすくなります。

実際に弊所でも、北は北海道から南は福岡まで顧問契約のお客様がいらっしゃいます。

4. 顔出しなしで相談できる場合もある

YouTuberやVTuber、発信者の方など、できれば顔出しを控えたい方もいらっしゃると思います。

そのような場合でも、リモートであれば、画像オフで相談が可能な場合があります。
どうしても顔出しに抵抗がある場合は、その点も事前に相談しやすいのがリモートの良いところです。

もちろん、できれば最初は顔を見てお話しできた方が、お互いに安心しやすい面や細かなニュアンスの伝わり方等大きなメリットがあります。
ただ、事情がある方にとっては、「顔出しなしでも相談できる」というだけで、かなり心理的なハードルが下がることがあります。

弊所でも、原則として初回の面談はお顔が確認できる状態でお願いをしています。
ただ、上記のように、事情により顔出しに抵抗がある場合もあると思います。
そのような場合は、事前にご相談いただければ、可能な範囲で柔軟に対応いたします。

リモート税理士のデメリット・注意点

リモートにはメリットが多い一方で、デメリットや注意点、向かないケースもあります。

1. 会社規模が大きいと、訪問の方が合うこともある

個人事業主や小規模会社であればリモートで十分対応できることが多いですが、会社の規模が大きくなると、話は少し変わってきます。

たとえば、

  • 関係者が多い
  • 経理担当者、社長、現場責任者など、複数人と調整が必要
  • 社内でまとめて確認した方が早い
  • 紙の資料が大量で送るより見てもらった方が効率的

といった場合には、訪問の方がスムーズなこともあります。

2. 複雑な社内調整が多いと、対面の方が早いこともある

小規模でも、社内調整が複雑な場合には、リモートだけだと少し非効率になることがあります。

たとえば、
「誰が何を持っているかわからない」
「担当者ごとに情報が分かれている」
「その場でまとめて確認したい」
というようなケースです。

こうした場合は、対面で一度整理した方が早いこともあります。

3. 資料整理がまったくできない場合は、リモート以前に大変になる

これはリモートに限った話ではありませんが、資料整理がまったくできない場合は、どうしても進めにくくなります。

紙でも整理できていない、データでも整理できていないとどちらの形でも資料の確認が難しいためです。

ただし、これは「リモートだから不向き」というより、訪問でも同じく大変です。
税理士が訪問すれば全部自然に解決する、というものではありません。

そのため、LINEやメールでやり取りができること、最低限の資料共有ができることは、リモートでは一つの前提になります。

リモート税理士が向いている人

では、どんな人にリモート税理士が向いているのでしょうか。
特に相性がよいのは、次のような方です。

1. 本業が忙しい個人事業主

忙しい個人事業主の方には、かなり向いています。

訪問対応の時間を取るより、必要なときにLINEやメール、オンライン面談でやり取りできる方が、事業に集中しやすいからです。

2. 小規模で意思決定が早い会社

小規模会社で、社長や少人数で意思決定が進む会社にも向いています。

関係者が少なく、確認事項もシンプルであれば、リモートの方がむしろスムーズなことも多いです。

3. ITが得意でなくても、LINEやメールが使える人

「リモート」と聞くと、ITに強くないと難しいと思われることがあります。
でも、実際にはそこまで高度なことが必要なわけではありません。

最低限、

  • LINEやメールで連絡が取れる
  • 必要に応じてデータを送れる(郵送の方が効率的な場合もあるためその場合は郵送でのやり取りを含みます)
  • オンライン面談や電話で話せる

このあたりができれば、十分対応できることは多いです。

逆に、あまり向いていないケースは?

あまり向いていないのは、資料整理がまったくできず、連絡もかなり不安定になりやすいケースです。

ただ、これは先ほども書いたように、訪問型でも大きくは変わりません。
結局のところ、税理士とのやり取りでは、最低限の資料共有や意思疎通は必要です。

そのため、「リモートだから無理」というよりは、進めるための最低限の土台があるかどうかが大切だと思います。

例外として、訪問するケースもあります

弊所では、基本的にはリモートで十分対応できると考えています。
特に、個人事業主や小規模会社については、その傾向が強いです。

一方で、例外的に訪問の方が合うケースもあります。

たとえば、繰り返しになって今いますが以下のような場合です。

  • ある程度の規模の会社
  • 社内に複数の担当者がいて、まとめて話した方が早いとき

このようなケースでは、訪問対応を行うこともあります。
ただし、その場合は別料金がかかる形になります。

弊所では、基本はリモートを前提としつつ、必要な場合だけ例外的に訪問を検討する、という考え方です。

結局、リモート税理士って大丈夫?

結論としては、個人事業主や小規模会社であれば、リモート税理士でも十分に対応できるケースは多いです。

むしろ、

  • 忙しくて訪問対応の時間を取りにくい
  • 移動の負担を減らしたい
  • 遠方でも自分に合う税理士を探したい
  • 顔出しはできれば控えたい事情がある

という方にとっては、リモートの方が現実的で、相談しやすいことも多いと思います。

もちろん、会社の規模が大きい場合や、社内調整が複雑な場合には、対面の方が合うこともあります。
ただ、少なくとも「リモートだから不安」「直接会わないと無理」と決めつける必要はありません。

まとめ|事業に集中したい方ほど、リモート税理士は相性がよいことがあります

リモート税理士には、移動時間がかからない、忙しくても相談しやすい、遠方でも相性で選べる、といったメリットがあります。
特に、個人事業主や小規模会社にとっては、かなり合理的な選択肢です。

一方で、会社規模が大きい場合や、複数担当者との調整が必要な場合には、訪問の方が向いていることもあります。
そのため、大事なのは「リモートか対面か」を絶対視することではなく、自分の事業や状況に合っているかどうかです。

後藤会計事務所では、基本的にリモートで十分対応可能です。
特に、忙しい個人事業主の方や、小規模会社の方には相性がよいと考えています。
また、どうしても顔出しに抵抗がある場合には、画像オフでのご相談も可能です。

できれば顔を見てお話しできた方が安心しやすい面はありますが、相談のしやすさや、事業に注力していただくことも大切にしています。

「リモート税理士って本当に大丈夫なのかな」
「訪問なしでもちゃんと相談できるのかな」
「自分のような仕事でも相談しやすいかな」

このように感じている方は、お気軽にご相談ください。
あなたの場合は、リモートが合うのか、対面の方が合うのかも含めて、一緒に整理できればと思います。